Valuation Matrix · コンセプトと提供内容

企業を理解し、
価値創造を動かす。

Valuation Matrix(VM)は、企業の分析・評価から価値創造の提案までを支える基盤です。

コンセプト|株主価値創造の全自動化へ

VMが目指すのは、株主価値創造の全自動化です。企業の現状を捉え、価値を高める打ち手を選び、実行結果を次の判断へ戻す。その一連の仕事を、企業ごとの目標・価値観・戦略に沿ってつなぎます。

企業分析を土台に、具体策・外部専門家の選定・実行・成果検証へ広げる、段階的な構想です。全自動化は到達目標であり、現在の提供範囲は以下の各項目でご案内します。

六層フレームワークで、知識を企業固有の判断につなぐ

1|前提株主価値創造に向けた判断・実行・検証の全自動化。VM全体の目的を定める。
2|汎用知識株主価値創造の原理、事業戦略・資本政策・財務・税務・M&Aの知識と方法。
3|個別情報と環境各社の目標・価値観・戦略、財務・事業・市場、経営資源・制約、既存の取引先。
4|解析第2層と第3層を照合し、その会社に適した株主価値創造の余地・方針との整合・実現可能性を評価する。
5|打ち手具体策と優先順位、実行主体・外部専門家、期待効果・費用・条件・期限を具体化する。
6|実行と検証委任された範囲で実行し、費用・結果・株主価値への寄与を検証して、次の判断へ戻す。
左の線:個社の結果は第3層へ。検証して一般化できる知見は第2層へ。VMの目的は維持し、判断と打ち手を磨きます。
第2層と第3層は並列です。共通の価値創造原理を、各社の目標・価値観・戦略に照らして適用します。会社の正式な方針と、VMが提案する仮説は区別します。

対象企業|国内・未公開・海外

対象分析の進め方・対応範囲
国内上場企業公開財務・開示・株価を起点とする主な対象。企業ごとに取得できる期間・分析の更新時点を確認します。
未公開企業決算書、事業計画、事業別KPI等の提供資料を使う個別対応。市場株価がないため、算定価値と比較企業・取引事例を分けて扱います。
海外企業対象国・会計基準・通貨・データ利用条件を確認して個別に対応可否を判断。国内と同等の全機能・全市場対応を保証するものではありません。

分析・解析

各項目を開くと分析内容をご覧いただけます。分析期間は取得できるデータと利用目的に応じて設定します。

投資家向け分析|企業の本質と投資仮説
  • 事業の本質:誰に何を提供し、どこで利益を生むかを言語化。ビジネスモデル、顧客、競争、参入障壁、事業が崩れる条件を整理。
  • 財務三表:損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書をつなぎ、成長性・収益性・安全性とその変化を分析。
  • 割安度:市場価格と本源的価値の差を比較し、成長・利益の質・資本構成のどこに見方の差があるかを説明。
  • 資本効率:ROIC(投下資本利益率)とWACC(資本コスト)を比較し、利益率・資産回転・資本配分から改善余地を特定。
  • 会計の質:利益と現金収支の乖離、売掛金・在庫、のれん、一時利益、監査・開示の変更から疑義を点検。粉飾を断定せず、要確認事項として提示。
  • 経営品質:予実の差、経営者の説明、投資・撤退・株主還元の一貫性を検討。財務結果と発言・開示文言を時系列で突き合わせる。
  • 進化・退化の兆候:商品、顧客、組織、ビジネスモデル、競争環境の変化と、業績に波及する条件を整理。
  • 関係性と信用:提携先・主要取引先、株主構成、訴訟等の公開情報から、信用と依存関係を検討。
  • 投資仮説:以上を統合し、評価、変化のきっかけ、監視指標、仮説の反証・見直し条件をまとめる。
  • 成果物:事業の本質の要約(約500字)、投資家レポート(1,000〜3,000字)、統合した結論と次に確認する事項。評価根拠と反証条件を添える。

分析の実例|トヨタ自動車(7203)

トヨタ自動車の2026年9月9日時点の公開サンプルです。全95ページを登録なしで閲覧できます。

トヨタの投資家分析サンプル。全ページは下のリンクから閲覧できます

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売買判断・一株あたりの評価は伏せています。分析時点以降の開示・相場は反映していません。

DCF|将来キャッシュフローから価値を算定
DCFの算定構造
01将来のFCF
02割引率で現在価値へ
03純有利子負債等を調整
04株主価値
  • 売上、利益率、設備投資、運転資本から将来のフリーキャッシュフローを見積もる。
  • 割引率・継続成長率・純有利子負債等の前提を明示し、事業価値から株主価値へつなぐ。
  • 保守・標準・強気のシナリオを比較し、前提変更に対する評価額の感応度を示す。
  • 不採算事業の撤退、事業分離、投資、資本政策等の戦略オプションを織り込んだ価値を検討。

実例:DCF(PDF 9ページ〜)

価値創造提案|分析から次の一手へ
打ち手を価値につなぐ
01課題・機会
02成長/収益/資本政策
03効果・資源・リスクで比較
04実行する施策
  • 事業成長:商品・価格・顧客・販路を見直し、収益機会を検討。
  • 収益・資産効率:コスト、運転資本、設備、余剰資産の改善策を整理。
  • 資本政策:調達、負債・自己資本の構成、配当・自己株式取得を検討。
  • M&A・提携:規模、コスト、顧客、業務、開発、商品補完の観点から候補と成立条件を整理。
  • 施策の比較:期待効果、必要資源、KPI、期限、副作用、撤退条件を示し、優先順位づけを支援。
  • 企業への提案:経営者・投資家との対話に使う論点とIR想定質問を作成。
DD|買収・投資前の論点整理
DDの調査と確認
01公開情報・受領資料
02不整合・リスクを抽出
03追加資料・経営陣へ質問
04専門家確認・判断
  • 投資・買収の目的に合わせ、事業・財務・経営・ガバナンス等の調査論点を整理。
  • 公開情報と受領資料を照合し、重要なリスク・不整合・情報不足を抽出。
  • 追加資料の依頼事項、経営陣への質問、専門家へ確認すべき事項をまとめる。
  • 公開情報による初期調査と、非公開資料を用いる詳細調査の範囲を区別。

実例:DD(PDF 36ページ〜) · 株式取得可能性(PDF 33ページ〜)

グラフ|財務構造と変化を捉える
トヨタ自動車の財務グラフ実例
トヨタ自動車|公開サンプルの財務グラフ(タップで拡大)
  • 売上・利益・費用等の損益推移、資産・負債・資本の構成を表示。
  • 営業・投資・財務キャッシュフローの推移を可視化。
  • 資本効率、評価倍率、DCFの算定結果を図示。
  • 購買・製造・販売・投資等のバリューチェーン指標を時系列・企業間で比較。

実際の財務グラフ画面 · PDF 85ページ〜

社会価値創造分析|企業と社会の価値をつなぐ
社会価値と企業価値の関係
01顧客・従業員・地域・環境
02便益と負担
03指標と測定
04事業の持続性・株主価値
  • 顧客・従業員・取引先・地域・環境に生じる便益と負担を整理。
  • 社会的な成果と事業の持続性・株主価値との関係を検討。
  • 評価指標、測定方法、対象範囲を定義し、金銭換算できるものとできないものを区別。

拡張構想・個別相談。標準機能と公開実例は準備中。

分析品質の共通基準

提供方法

Web(ログイン)
ブラウザで利用
01ログイン
02企業を選ぶ
03分析を確認
  • ブラウザから契約範囲の企業分析を利用。
  • 人数・利用期間・対象機能に応じてアカウントを設定。

VMにログイン →

MCP・API
接続イメージ・提供準備中
01VMの分析データ
02認証・利用範囲
03自社システム/AI
  • 自社システムやAIアシスタントへ分析データを接続。
  • 外部提供範囲、認証、更新頻度、利用量、再提供条件を個別に合意。
  • MCP接続は提供準備・検証対象。
レポート
トヨタ自動車の分析レポート
トヨタ自動車(7203)|公開レポート・95ページ
  • 企業別の分析を会議・稟議用の成果物として納品。
  • 要点版、深掘り版、年間更新契約から選択。

トヨタのレポートを開く →

メール送信
情報更新の受け取り
01監視対象・通知条件
02更新を確認
03メールで通知
  • レポート納品と情報更新のお知らせをメールで受領。
  • アラートの監視対象・通知条件・頻度・受信者を設定。
  • 任意条件での自動通知は、導入時に対応可否を確認。

ダッシュボード

スクリーニング
調査対象を絞り込む
01企業群
02評価指標で選別
03調査候補
  • 分析済み企業を共通指標で横断し、調査候補を抽出。
  • 割安度・利益の質・資本効率・経営品質・進化退化等を組み合わせて選別。
  • 対象企業と利用可能な条件は導入時に確認。
お気に入り
継続して追う企業を整理
01企業を選択
02お気に入りへ登録
03次回の確認へ
  • 継続して追う企業を登録・解除。
  • ログインした利用者ごとに確認対象を整理。
比較・継続観測
企業の変化を確認
01前回の分析
02今回の分析
03差分・確認事項
  • 選定企業の分析結果と変化を業務画面で確認。
  • 比較企業・顧客固有KPI・更新頻度に応じて画面をカスタマイズ。
打ち手実行
経営実行への拡張構想
01下書き・施策
02担当者の承認
03実行・記録
04結果を次の判断へ
  • 提案書・連絡文等の下書きを準備。
  • 担当者への割り当て、承認、実行記録を業務手順へ接続。
  • 実行後の効果と見送り理由を、次の施策選択に還流。
  • 対外送信・契約・取引等は顧客が定める権限と承認条件に従う。

経営実行を含む連携は拡張構想・個別設計。

ポートフォリオ管理
Sharesの純資産推移の公開画面見本
Sharesの公開画面見本|金額はデモデータ
  • 保有資産を取り込み、時価・資産区分・純資産を一覧で把握。
  • 純資産の推移を記録し、現金・株式・その他の配分を確認。
  • 保有株数と企業の財務数値を組み合わせ、持ち分に相当する売上・利益・純資産等を集計。

Shares連携機能。VMへの統合範囲・利用条件は導入時に確認します。

Sharesで確認する →
自動売買
Sharesの実装に基づく処理図
条件・上限を設定
該当銘柄を抽出
承認/有効化した自動発注
執行結果を記録・停止管理
  • 買付・手仕舞いの条件を設定し、該当銘柄の注文を準備。
  • 通常は注文の下書きを確認して承認。明示的に有効化したルールでは、設定条件内で自動発注。
  • 銘柄別・日次の件数と金額の上限、稼働時間、一括停止で運用を管理。
  • 実際の発注には対応証券会社と執行経路の接続が必要。

Shares連携機能。VMへの統合範囲・利用条件は導入時に確認します。

Sharesで確認する →

顧客・ユーザーと料金

対象ユーザー

ユーザー課題・利用目的適した利用形態
企業の経営者・経営企画・IR
  • 市場による自社評価の理由を言語化したい
  • 投資家からの質問に備えたい
  • 中期計画と数値の整合性を確かめたい
  • 自社の強みと弱みを社外の視点で把握したい
深掘りレポート、個別ダッシュボード
投資家・ファンド
  • 投資検討先を短時間で深く理解したい
  • 決算に現れる前の変化を捉えたい
  • 会計上の疑義を確認したい
  • 投資委員会に使える資料がほしい
評価レポート、年間更新、ID利用
M&A・金融機関・士業
  • 案件初期に価値算定の目安をつけたい
  • 相手先の信用と関係性を根拠つきで把握したい
  • 顧客向け説明資料の土台がほしい
  • 買い手・提携先候補を探したい
評価・深掘りレポート、追加DD
情報サービス・システム提供企業
  • 自社業務・サービスへ企業分析を組み込みたい
API・MCP連携

料金(税別)

利用形態料金契約範囲
評価レポート5万円〜/社企業価値算定と主要分析の要点
深掘りレポート30〜100万円/社詳細分析と説明。子会社・セグメント・比較対象等により見積
レポート年間更新契約年300万円〜決算等に合わせた再分析・更新。ID利用とは別契約
ID/パスワード利用個別見積人数・期間・利用範囲に応じて設定。標準価格は未定
カスタマイズダッシュボード800万円〜/案件画面・分析構成の個別開発。保守・データ更新・追加開発の範囲を明記
追加DD・海外等の個別分析・API/MCP連携個別見積対象資料・市場・調査または接続の要件を確認して算定

提供体制|窓口・分析・品質・運用

案件開始時に、担当者・責任範囲・納品条件を明確にします。専門家レビューが必要な案件は、その分野と確認範囲も合意します。

役割担当する仕事
営業・導入窓口利用目的、対象企業、成果物、見積・契約条件を整理。
分析・開発データと計算・解析結果を確認し、レポートや画面を構成。
品質保証・専門レビュー数値・根拠・論理・表現を確認し、追加調査や修正の要否を判断。外部専門家の参画は案件ごとに調整。
営業事務・運用サポート日程、資料授受、請求、アカウント案内、更新・問い合わせを支援。

提供資料は案件目的に限定して取り扱います。必要に応じて、資料授受の前に秘密保持契約を締結します。

進め方

いつやることお客さまにお願いすること
初回のお打ち合わせ目的と、どこまで踏み込むかをうかがう60 分。何にお使いになるかをお聞かせください
1 週間材料をそろえ、一社を通しで分析する国内上場企業の公開情報分析では原則不要。未公開企業・個別案件は必要資料をご案内します
2 週間草案をお出しし、事実誤認がないか確かめていただく60 分。気になるところをご指摘ください
3 週間ご指摘を反映して納品。ご希望があれば説明の場も—

上記は国内上場企業の単発レポートの目安です。個別分析・システム連携・構築の日程は別途合意します。

お問い合わせ

ご関心をお持ちいただけましたら、こちらからお知らせください。 いただいた内容は担当が直接拝見し、二営業日をめやすにお返事いたします。

いただいた内容は、このお問い合わせへのお返事のためだけに使い、ほかの目的には使いません。 第三者へ渡すこともありません。